こんにちは、ゴルフ好きのみなさん!
ゴルフをする上で、ピッチングウェッジ(PW)は欠かせないクラブの一つです。
グリーン周りでのアプローチや、短い距離を狙うときに使いますが、その飛距離はどれくらいなのでしょうか?(ゴルファーの平均。)
ピッチングウェッジは、グリーン周りのショートゲームに欠かせないクラブです。
ピッチングウェッジは、高い弾道とバックスピンでボールを止めることができるので、ピンに近づけることが多いクラブですよね。
なので、ピッチングウェッジは遠くに飛ばすためのクラブではありません。
が、それでも飛距離を伸ばしたいと思う人もいるでしょう。
そこで、この記事では、飛距離が長い、短いは置いておいて、ピッチングウェッジの飛距離の目安や、飛距離を伸ばす方法について解説していきます。
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ピッチングウェッジの飛距離の目安
まず、ピッチングウェッジの飛距離の目安を知るためには、ロフト角とヘッドスピードという2つの要素を考える必要があります。
ロフト角とは
ロフト角とは、クラブフェースが垂直面からどれだけ傾いているかを表す角度です。
ロフト角が大きいほど、ボールは高く上がりますが、飛距離は短くなります。
逆に、ロフト角が小さいほど、ボールは低く飛びますが、飛距離は長くなります。
一般的に、ピッチングウェッジのロフト角は45度から48度程度です。
しかし、メーカーやモデルによっても異なりますし、自分でロフト角を調整することもできます。
ですから、自分が使っているピッチングウェッジのロフト角を確認することが大切です。
ヘッドスピードとは
ヘッドスピードとは、クラブヘッドがボールに当たる瞬間の速度です。
ヘッドスピードが速いほど、ボールに与える力が大きくなります。
つまり、ヘッドスピードが速いほど、ボールは遠くに飛びます。
一般的に、男性アマチュアゴルファーの平均的なヘッドスピードは40m/s程度です。
女性アマチュアゴルファーの平均的なヘッドスピードは30m/s程度です。
プロゴルファーの平均的なヘッドスピードは50m/s以上です。
もちろん、個人差や体力や技術によっても変わりますし、クラブやシャフトやグリップなどの要素も影響します。
ですから、自分のヘッドスピードを測定することが大切です。
ピッチングウェッジの平均的な飛距離
それでは、ロフト角とヘッドスピードをもとに、ピッチングウェッジの平均的な飛距離を見てみましょう。
以下の表は、ロフト角が45度のピッチングウェッジの場合の飛距離の目安です。
ヘッドスピード | 飛距離 |
30m/s | 70ヤード |
35m/s | 85ヤード |
40m/s | 100ヤード |
45m/s | 115ヤード |
50m/s | 130ヤード |
この表からわかるように、ヘッドスピードが5m/s増えるごとに、飛距離は約15ヤード増えます。
また、ロフト角が1度増えるごとに、飛距離は約3ヤード減ります。
つまり、自分のヘッドスピードとロフト角を知っていれば、おおよその飛距離を計算することができます。
例えば、自分のヘッドスピードが38m/sで、ロフト角が47度のピッチングウェッジを使っているとします。
この場合、飛距離は以下のようになります。
100ヤード – (40m/s – 38m/s)
× 15ヤード / 5m/s – (47度 – 45度)
× 3ヤード / 1度
= 94ヤード
もちろん、これはあくまで目安であり、実際の飛距離は打ち方やコースの状況や気温や風向きなどによっても変わります。
ですから、実際に自分で打ってみて、感覚を身につけることが大切です。
ピッチングウェッジの飛距離を伸ばす方法
次に、ピッチングウェッジの飛距離を伸ばす方法について見ていきましょう。
基本的には、以下の3つのポイントを意識することが重要です。
ピッチングウェッジの飛距離を伸ばす方法 その1:スイングスピードを上げる
当たり前ですが、スイングスピードを上げることで、ヘッドスピードも上がります。
そして、ヘッドスピードが上がれば、飛距離も伸びます。
では、どうすればスイングスピードを上げることができるでしょうか?
そのためには、以下のようなことに注意する必要があります。
- 腕だけで振らない。体全体を使って振る。
- バックスイングでしっかりとタメを作る。タメがあればパワーが出やすい。
- ダウンスイングでは手首を返さない。手首を返すとクラブフェースが開いてしまう。
- インパクトではクラブフェースを正面に向ける。クラブフェースが正面に向いていれば直進性が高まる。
- フォロースルーではしっかりと振り抜く。振り抜くことで加速度が増す。
これらのポイントを意識して練習することで、スイングスピードを上げることができます。
ピッチングウェッジの飛距離を伸ばす方法 その2:ボールの位置を前にする
もう一つの方法は、ボールの位置を前にすることです。
通常、ピッチングウェッジでは、ボールの位置は左足(右利きの場合)の真ん中に置きます 。
しかし、もし飛距離を伸ばしたいなら、ボールの位置を左足のつま先に近づけると良いでしょう。
なぜなら、ボールの位置を前にすることで、クラブフェースがボールに当たる角度が小さくなります。
すると、ロフト角が減少し、ボールは低く飛びやすくなります。
低く飛ぶということは、空気抵抗が少なくなり、飛距離が伸びるということです。
ただし、ボールの位置を前にすると、インパクトでクラブフェースが開きやすくなります。
そのため、スライスやプッシュアウトのミスが起こりやすくなります。
ですから、ボールの位置を前にする場合は、インパクトでクラブフェースを正面に向けるように注意する必要があります。
ピッチングウェッジの飛距離を伸ばす方法 その3:クラブを長く持つ
最後の方法は、クラブを長く持つことです。
通常、ピッチングウェッジでは、クラブを短く持ってコントロールを重視します。
しかし、もし飛距離を伸ばしたいなら、クラブを長く持ってレバレッジを増やすと良いでしょう。
なぜなら、クラブを長く持つことで、スイングの軌道が大きくなります。
すると、スイングスピードが上がりやすくなります。
また、クラブを長く持つことで、ボールに当たる角度が大きくなります。
すると、ロフト角が増加し、ボールは高く上がりやすくなります。
高く上がるということは、キャリーが伸びるということです。
キャリーが伸びれば、飛距離も伸びます。
ただし、クラブを長く持つと、コントロールが難しくなります。
そのため、フックやプルフックのミスが起こりやすくなります。
ですから、クラブを長く持つ場合は、スイングのバランスやリズムに注意する必要があります。
まとめ
この記事では、ピッチングウェッジの飛距離の目安や、飛距離を伸ばす方法について解説しました。
ピッチングウェッジの飛距離は、ロフト角とヘッドスピードによって変わります。
自分のロフト角とヘッドスピードを知っておけば、おおよその飛距離を計算することができます。
また、ピッチングウェッジの飛距離を伸ばしたい場合は、以下の3つのポイントを意識してみてください。
- スイングスピードを上げる
- ボールの位置を前にする
- クラブを長く持つ
これらの方法はそれぞれメリットとデメリットがあります。
ですから、自分のスタイルや状況に合わせて使い分けることが大切です。
ピッチングウェッジは遠くに飛ばすためのクラブではありませんが、それでも飛距離を伸ばすことで、より多くの選択肢が増えます。
ぜひ、この記事を参考にして、ピッチングウェッジの飛距離をマスターしてください。
最後までお読みいただきありがとうございます!
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