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ゴルフの賞金は何位まで出るの?何位から黒字になるの?

ゴルフの賞金は何位まで出るの?何位から黒字になるの? ルール

こんにちは、ゴルフ好きのみなさん!

ゴルフというスポーツは、プロとして活躍する選手たちにとっては、賞金が大きな収入源となっています。

しかし、賞金はどうやって決まるのでしょうか?

また、賞金は何位まで出るのでしょうか?

1つの試合で、賞金が「何千万円」と聞くとビックリしてしまいますよね!

そして、プロゴルファーはどれくらいの経費がかかるのでしょうか?

賞金が出る順位から黒字になる順位までを知っておくと、プロゴルファーの生活や競争状況がより理解できると思います。

今回は、そんなゴルフの賞金に関する話題を取り上げてみたいと思います。


ゴルフの賞金配分の仕組み

まず、ゴルフの賞金配分の仕組みについて見てみましょう。

ゴルフのトーナメントでは、予選通過すると賞金が受け取れる仕組みになっています。

(予選を通過しないと賞金ゼロが確定、当落線上でプレイするゴルファーの必死さはここからくるんですね。)

予選通過できる順位は、男子ツアーと女子ツアーで若干の違いがあります。

国内男子ツアーでは60位タイまで、女子ツアーでは50位タイまでが予選通過ラインとなっています。

男子ツアー60位タイまでなので、実際にはこれ以上の選手が予選通過することが多くなります。

予選通過するかどうかが分かれ道で、予選通過した選手には賞金が出ますが、予選落ちした選手は賞金ゼロとなります。

予選落ちすれば交通費や宿泊費、ラウンド代、キャディ費などすべて選手の自費となり大赤字になってしまいます。

予選通過するかどうかは、まさに天国と地獄です。

したがって、ゴルフの賞金は何位まで出るかは基本的には男子ツアー60位、女子ツアー50位までとなります。

ただし、予選通過したアマチュアの選手は除きます。アマチュアの選手は賞金を受け取ることができません。

ゴルフの賞金配分の割合

次に、賞金配分の割合を見てみましょう。

国内男子ツアーを例に見ると、優勝賞金は賞金総額の20%、2位10%、3位6.8%となり、以下順位が下がるにつれて賞金配分率が低くなる仕組みで、65位以下は一律0.219%となっています。

具体的に賞金額でいうと、賞金総額1億円のトーナメントの場合、優勝賞金は20%で2,000万円、予選通過の60位(単独)は22万9,000円ということになります。

ちなみに国内男子ツアーは他のツアーに比べて優勝賞金の配分率が高いのが特徴で、優勝争いなどをする上位選手には手厚く、やっと予選通過しただけのような下位の選手には、言い方は悪いですが冷たい賞金配分率となっています。

しかし、それでも予選通過した選手にはある程度出場経費を賄える金額を保証したものとなっていて、赤字にはならないような配慮のある賞金配分率となっています。

女子ツアーの賞金配分は、1位18%、2位8.8%、3位7%です。しかしこれは一応、予選通過者50名を想定した賞金配分です。

これは必ずしも固定ではなく、大会予選通過者が多いほど配分率が下がったり、大会によって配分率が違ったりします。

固定の大会は、各順位に割り当てる賞金の総額の方で、常に賞金総額の95%の範囲内で割り振る仕組みです。

賞金総額が一定だと予選通過者はその都度違うので、毎回配分率が微妙に変わります。

海外ツアーでは、米国男子ツアーでは1位18%、2位10.8%、3位6.8%でほぼ固定されており、米国女子ツアーでは1位15%、2位9%、3位6.8% です。

海外ツアーでは賞金総額も高くて多くて有名ですが、その分競争も激しくて予選通過ラインも厳しいです。



ゴルフの賞金配分の豆知識

賞金と分配率は主催される団体及び実施される大会ごとに決められる、が前提なのですが、おおよその分配率をもとめる簡易的な計算式を1例でご紹介すると、

国内男子ツアーの場合、優勝者への配分は賞金総額の20%、2位10%、3位6.8%となりますが、計算式で見ると

  • 1位:賞金総額 × 20%
  • 2位:賞金総額 × 1位配分率 × 1/ 2(よって、10%)
  • 3位:賞金総額 × 1位配分率 × 1/ 3(よって、6.66…%)
  • 5位:賞金総額 × 1位配分率 × 1/ 5(よって、4%)
  • 10位:賞金総額 × 1位配分率 × 1/ 10(よって、2%)
    (計算式最後の 分母(太字)が順位になります)

これが、簡易的な概算の計算式になります。

(国内女子の場合は、1位配分率を 18% に置き換えることにより求められます)

ゴルフのプロゴルファーの経費と収支

ゴルフの賞金は何位まで出るのか、賞金配分の仕組みはどうなっているのかを見てきましたが、それだけではプロゴルファーの収支は分かりません。

プロゴルファーはそれぞれが個人事業主です。

基本的には経費は自己負担です。

中には企業と社員契約をしている場合もあり、経費を出張旅費等で会社がもってくれる契約をしている選手もいます。

しかし、多くの選手は自分で経費を管理しなければなりません。

まず必要とする経費は自宅から会場までの交通費です。

選手の多くは、レンタカーを借りて期間中、ホテルとゴルフ場を往復するのでその料金が掛かります。

次に宿泊代です。選手によっては一流ホテルに泊まる選手から1泊1万円以下のビジネスホテルを利用する選手とまちまちです。

ほとんどの選手は1人1部屋です。経費を浮かすために地元に知人がいる場合は、期間中その人の家に泊まりながら通う選手もいます。

それから食費です。朝や昼はゴルフ場で食べる選手が多いですが、夜は外食になります。

そして意外に感じるかもしれませんが、プレー代です。ツアーだからと言ってプレー代がタダになるわけではありません。

3日もしくは4日間の試合のプレー代を選手は払っています。

ホテルや移動費など試合によって差はありますが、もろもろ含めて1試合平均20~25万円の出費があります。

専属キャディが一緒であればそれにプラス10万円掛かります。

賞金総額6,000万円の試合で予選通過の50位で配分0.4%なので24万円の賞金となり、実質±0円ということになりますね。

予選で落ちたら賞金は貰えず完全に赤字になってしまいます。



賞金シード保持と脱落の差

賞金シードを保持できれば、1年間の試合には毎回出場できるので、予選さえ通過すれば賞金は貰えるということになります。

ですから、永久シード権を持っている選手は予選落ちさえしなければ、食いっぱぐれることはないと言えます。

実際永久シード権を持っているということは、国内男子ツアーだと通算25勝以上(国内女子ツアーは30勝以上)しているので、すでに10億円近くは稼いでいることになるので、試合に出なくても十分にお金は持っているということになります。

しかし、永久シード権を持っていない選手は、毎年の賞金ランキングでシード権を獲得しなければなりません。

国内男子ツアーでは50位以内、女子ツアーでは40位以内がシード権を得られます 。

シード権を失うと、翌年の試合に出場するためには、予選会やスポンサー推薦などの方法で出場権を得なければなりません。

予選会は非常に競争率が高くて厳しいものですし、スポンサー推薦も限られた枠です。

出場機会が減れば当然賞金も減りますし、経費もかかります。シード権を保持するか失うかは、プロゴルファーにとって大きな影響を及ぼします。

1打に人生が掛かっているプロ選手たち

ゴルフの賞金は何位まで出るのか、何位から黒字になるのかを見てきましたが、実際には1打の差で順位や賞金が大きく変わることもあります。

例えば、2位タイの選手が3人の場合は次の順位は3位ではなく5位となり、賞金は2~4位の賞金を合算して3で割った金額となります。

同じように2位タイの選手が5人の場合は次の順位は7位となり、賞金は2~6位の賞金を合算して5で割った金額となります。

単独〇位になるか〇位タイになるかは賞金額の面で非常に大きく、時には単独かタイかでシード権がかかるような場合もあります。

選手にとっては、1打でも疎かにできないことがおわかりいただけると思います。

また、ゴルフのトーナメントでは、優勝者が決まらない場合にプレーオフという延長戦が行われます。

プレーオフでは、優勝候補となった選手たちが決められたホールを再びプレーして、最初にスコアを上回った選手が優勝者となります。

プレーオフでは1打でも多く打てば敗退することになりますし、優勝者だけが大きな賞金を手にできます。

プレーオフではまさに1打に人生が掛かっていると言えます。



まとめ

今回は、ゴルフの賞金に関する話題を取り上げてみました。

ゴルフの賞金は何位まで出るのか、賞金配分の仕組みはどうなっているのか、プロゴルファーの経費や収支はどうなっているのか、シード権やプレーオフの影響はどうなっているのかを見てきました。

ゴルフのトーナメントでは、予選通過するだけでも大変ですし、順位や賞金が1打の差で大きく変わることもあります。

プロゴルファーは常に高いプレッシャーの中でプレーしています。

しかし、それだけに賞金を獲得したときの喜びや達成感は大きいでしょう。

ゴルフの賞金に関する話題を知っておくと、プロゴルファーの生活や競争状況がより理解できると思いますし、トーナメントの中継を見るときにもより興味深く感じることができると思います。

これから見るトーナメント中継において、新しい観点が皆様の芽生えとなれば幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございます!

それでは、またお会いしましょう。



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